User:Furcht968/draft: 5L 2s(ダイアトニック)

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Scale structure
Step pattern LLLsLLs
sLLsLLL
Equave 2/1 (1200.0 ¢)
Period 2/1 (1200.0 ¢)
Generator size
Bright 4\7 to 3\5 (685.7 ¢ to 720.0 ¢)
Dark 2\5 to 3\7 (480.0 ¢ to 514.3 ¢)
TAMNAMS information
Name diatonic
Prefix dia-
Abbrev. dia
Related MOS scales
Parent 2L 3s
Sister 2L 5s
Daughters 7L 5s, 5L 7s
Neutralized 3L 4s
2-Flought 12L 2s, 5L 9s
Equal tunings
Equalized (L:s = 1:1) 4\7 (685.7 ¢)
Supersoft (L:s = 4:3) 15\26 (692.3 ¢)
Soft (L:s = 3:2) 11\19 (694.7 ¢)
Semisoft (L:s = 5:3) 18\31 (696.8 ¢)
Basic (L:s = 2:1) 7\12 (700.0 ¢)
Semihard (L:s = 5:2) 17\29 (703.4 ¢)
Hard (L:s = 3:1) 10\17 (705.9 ¢)
Superhard (L:s = 4:1) 13\22 (709.1 ¢)
Collapsed (L:s = 1:0) 3\5 (720.0 ¢)

5L 2sとは、所謂ダイアトニックと言い、5つの全音と2つ半音の合計7つの音程を有し、1オクターヴをピリオドとするMOS(対称モーメント)音階である。この音階は、685.714¢から720¢、あるいは480¢から514.286¢までのジェネレーターを用いて作られる。

一般的に長調(メジャー・スケール、あるいはイオニアン・スケール)に於ける全全半全全全半と表記されるこの5つの全音と2の全音から成る西洋音楽にて良く親しまれるパターンに於いては、LLsLLLsと一般化された表記が用いられ、全音・半音それぞれの音程(Lとsと表記)は整数音程の大きさを表し、異なる平均律を生み出す。これらの音程比は、ダイアトニック・スケールの音程の高さに影響し、異なる調律に対応する。

この音階が頻繁に用いられる代表的な音律としては、12平均律上のダイアトニック・スケール、ピタゴラス音律上のダイアトニック・スケール、そしてミーントーン(中全音律)による音階が存在する。

名前

TAMNAMSはこの音階に対して、音律に囚われない名称としてダイアトニックと提案している。ダイアトニックとは一般的に5つの全音と2つの半音を持つ音階の事を指す。TAMNAMSとこのWikiの全音階パターンを記した記事では、ダイアトニックと言う用語は5L 2sの事のみを指す。

表記

音程

音程は最も良く知られる記譜法と同じである為、長・短による長短音程と完全・減・増の完全音程からなる。

5L 2sの音程
音程 詳細な音程 大きさ(昇順)
一度(ユニゾン) 完全一度 0
二度 短二度 s
長二度 L
三度 短三度 L+s
長三度 2L
四度 完全四度 2L+s
増四度 3L
五度 減五度 2L+2s
完全五度 3L+s
六度 短六度 3L+2s
長六度 4L+s
七度 短七度 4L+2s
長七度 5L+s
八度(オクターヴ) 完全八度 5L+2s

音名

これも最も良く知られる記譜法と同じである。従って以下の通り。

英語音名 : C, C#/Db, D, D#/Eb, E, F, F#/Gb, G, G#/Ab, A, A#/Bb, B, C

日本語音名: , 纓ハ/変二, , 纓二/変ホ, , , 纓へ/変ト, , 纓ト/変イ, , 纓イ/変ロ, ,

理論

音律の解釈

5L 2sにはRank2による音律の解釈がいくつか存在する。

  • ミーントーン(中全音律) - ジェネレーターが696.2¢周辺。以下を含む:
  • スキスマティック - ジェネレーターが702¢周辺。
  • パラパイス - ジェネレーターが704.7¢周辺。
  • アーキー - ジェネレーターが709.3¢周辺。以下を含む:
    • スープラ - ジェネレーターが707.2¢周辺。
    • スーパーパイス - ジェネレーターが710.3¢周辺。
    • ウルトラパイス - ジェネレーターが713.7¢周辺。

調律範囲

旋法

ダイアトニックの旋法では、西洋クラシック以来の楽典による標準的な名称が存在する。

5L 2sの旋法
UDP パターン 名称
6|0 LLLsLLs リディアン
5|1 LLsLLLs イオニアン(長調, メジャースケール)
4|2 LLsLLsL ミクソリディアン
3|3 LsLLLsL ドリアン
2|4 LsLLsLL エオリアン(短調, マイナースケール)
1|5 sLLLsLL フリジアン
0|6 sLLsLLL ロクリアン

各旋法には以下の音階のディグリーを持ち、特定の音程を半音ずつ上下させる事により得られる。

モード 音階のディグリー(Key: C上)
UDP パターン 1度 2度 3度 4度 5度 6度 7度
6|0 LLLsLLs 完全(C) 長(D) 長(E) 増(F#) 完全(G) 長(A) 長(B)
5|1 LLsLLLs 完全(C) 長(D) 長(E) 完全(F) 完全(G) 長(A) 長(B)
4|2 LLsLLsL 完全(C) 長(D) 長(E) 完全(F) 完全(G) 長(A) 短(Bb)
3|3 LLsLLsL 完全(C) 長(D) 短(Eb) 完全(F) 完全(G) 長(A) 短(Bb)
2|4 LsLLsLL 完全(C) 長(D) 短(Eb) 完全(F) 完全(G) 短(Ab) 短(Bb)
1|5 sLLLsLL 完全(C) 短(Db) 短(Eb) 完全(F) 完全(G) 短(Ab) 短(Bb)
0|6 sLLsLLL 完全(C) 短(Db) 短(Eb) 完全(F) 減(Gb) 短(Ab) 短(Bb)

音階

サブセット及びスーパーセットの音階

5L 2sは所謂ペンタトニックスケールである2L 3sが親の音階を持ち、これはサブセットである事を意味する。また、スーパーセットである子の音階を2つ持つ。

  • 7L 5s - SoftからBasicの音程比からなる、所謂クロマティックスケール
  • 5L 7s - HardからBasicの音程比からなる、所謂クロマティックスケール

MODMOSスケール及びMuddleスケール

5L 2s MODMOSes」または「5L 2s Muddles」を参照

Scalaファイル

音階ツリー

関連項目