User:Dummy index/No-1s odd-limit consistency
Draft in Japanese
(fixed as draft)
一貫性を考える音程集合として、no-1s q-odd-limitを考える。これは倍音列から基底音を除外するということ。これには2つの用途がある。
- 実際にmissing fundamentalである場合。
- ある種の設計目的のため。
前者はここでは考えない。 後者は例としては 23edoである。7-limitのpatent valはこうなる。
Harmonic | 3 | 5 | 7 | |
---|---|---|---|---|
Error | Absolute (¢) | -23.7 | -21.1 | +22.5 |
Relative (%) | -45.4 | -40.4 | +43.1 | |
Steps (reduced) |
36 (13) |
53 (7) |
65 (19) |
7倍音の誤差が3倍音・5倍音と反対側に大きくなっており、このため 7/5 などが最近傍近似と一致しない。ここで 7 倍音のmappingを 64 ステップに変更しvalが ⟨23 36 53 64] (23d)になると 7/5 が最近傍近似になる。(7/1 や 7/4 が最近傍近似でなくなるがわかっててやっているものとする。)これをvalの調整ではなく演繹的に求めたい。
[[Consistency]]の冒頭の説明は、まず倍音列がありそれを元に残りの純正音程が構成される、という発想を印象づけるものである(RTTの基礎でもある)。これを逆転させる必要がある。倍音列と下倍音列以外の音程が先にあり、それらの最近傍近似が一貫性を満たしているかを確かめる。それからそれらを生成できるvalを導出する。ただno-1s odd-limitが集合として複雑なため以下個別の検討を要する。(q-odd-limit consistency自体も 9 以降は 3*3=9 や 3*5=15 が検査内容に含まれる元々複雑なものである。)
no-1s 7-odd-limit tonality diamondを書いてみると(ここでoctave reductionのことは考えないこととする)
/ / 7/3 / 5/3 7/5 / 3/3 5/5 7/7 / 3/5 5/7 / 3/7 /
となり、3/1, 5/1, 7/1 等が対象外となる。[[Consistency #Mathematical definition]]に基づき検査を行うが、実質的に N-edo(7/3) = N-edo(5/3) + N-edo(7/5) の式1つだけとなる。さて一貫性があると確認されたとして、ここから確認できる情報は、5/3 を掛けることで分子の 3 を 5 に取り替えた(または分母の以下略)場合に何ステップ増加するかと、7/5 を掛けて以下同様に何ステップ増加するかだけであり、3/1 を何ステップにマップするべきかは明らかにならない。23edoの場合でいうとvalが ⟨23 6 23 34] でもいいし ⟨23 1036 1053 1064] でもいいということであり、つまり一意に定まらない。しかし実際に 3/1 のマッピングが完全に自由かはケースバイケースである。23dである ⟨23 36 53 64] と23bcである ⟨23 37 54 65] の両方が本wiki中に用例があり、このようなpatent valに近い2件程度を代表例として報告するのが妥当と考えられる。
no-1s 5-odd-limitの場合、近似される音程自体が {1/1, 5/3, 3/5} しかなく、5/3 が最近傍近似であり 1/1 の最近傍近似が 0 ステップである以上、一貫性があると言わざるを得ない。つまりno-1s consistency limitの最小値は 5 である。N-edo(5/3) ≠ N-edo(5/1) - N-edo(3/1) の場合得られるvalはpatent valを含まない。
no-1s 9-odd-limitの場合、diamond中に 9/3 = 3/1 が現れ、また(consistentなら同じことだが) 3/5 と 9/5 の関係から 3/1 を何ステップにマップするべきかが定まる。この 3/1 は 3 倍音と 9 倍音の差として現れたものだが、もちろん 3/1 の最近傍近似でなければならない。(これが困る、3/1 と 9/3 を違うものとして扱いたいというなら、odd-limitとconsistencyの定義に戻ってdual-fifth化する必要がある。)
no-1s 15-odd-limitの場合、diamond中に追加で 15/5 = 3/1 と 15/3 = 5/1 が現れるが、9/3 = 3/1 も含めて整合するので、3/1 を何ステップにマップするべきかについて矛盾は生じない。[[Consistency #Alternative formulation using val]]で証明済みだが、*音程集合に素数倍音の一部または全部が含まれていなくても*音程集合がconsistentならそれを再現するvalが存在する。
GPVとの比較
端的にはval内の値の変化のさせ方が異なる。GPVでは ⟨23 6 23 34] のようなものは出てこない。しかしno-1s 9-odd-limit以上だと逆にvalはEDO毎に1種類しか存在しない。
Translation to English
(work in progress)
No-1s consistency limits of small EDOs
Lua error in Module:No-1s_limits at line 298: attempt to call global 'yesno' (a nil value).
Related: Consistency limits of small EDOs, Monotonicity levels of small EDOs
Related topics
- Non-over-1 temperament: a more disruptive approach