User:Triethylamine/draft: 19平均律: Difference between revisions

mNo edit summary
mNo edit summary
Line 17: Line 17:
===他の音律への近似として===
===他の音律への近似として===
19平均律の最も顕著な特徴は、ほとんど純正な短3度と、約7セント狭い完全5度・長3度を持っているため、[[Meantone|ミーントーン<sup>(en)</sup>]]音律に適した調律として機能するということである。また、長3度5つの音程が "12度"(=完全5度+1オクターブ) 1つに等しいので、[[Magic|マジック<sup>(en)</sup>]]や[[Muggles|マグルズ<sup>(en)</sup>]]音律にも適している。しかし、これら全てに対して、より適した調律が存在する。例えば、19平均律の5度はミーントーンの通常の5度よりも低く、より正確な近似としては[[31平均律]]がある。同様に、マジック音律の[[ジェネレーターとピリオド|ジェネレーター]]は長3度であるが、これも19平均律では低く、[[41edo|41平均律<sup>(en)</sup>]]がより正確に合う。マグルズ音律には適した調律になるが、19平均律の場合はマジックと同じとなる。また、19平均律7ステップの超長3度は [[Sensi|sensi<sup>(en)</sup>]]に使うことができる。sensi のジェネレーターはかなり高い長3度で、2つで短6度([[5/3]])に近似する。しかし、sensi の13-リミット近似には[[27edo|27平均律<sup>(en)</sup>]]や[[46edo|46平均律<sup>(en)</sup>]]の方がより適している。
19平均律の最も顕著な特徴は、ほとんど純正な短3度と、約7セント狭い完全5度・長3度を持っているため、[[Meantone|ミーントーン<sup>(en)</sup>]]音律に適した調律として機能するということである。また、長3度5つの音程が "12度"(=完全5度+1オクターブ) 1つに等しいので、[[Magic|マジック<sup>(en)</sup>]]や[[Muggles|マグルズ<sup>(en)</sup>]]音律にも適している。しかし、これら全てに対して、より適した調律が存在する。例えば、19平均律の5度はミーントーンの通常の5度よりも低く、より正確な近似としては[[31平均律]]がある。同様に、マジック音律の[[ジェネレーターとピリオド|ジェネレーター]]は長3度であるが、これも19平均律では低く、[[41edo|41平均律<sup>(en)</sup>]]がより正確に合う。マグルズ音律には適した調律になるが、19平均律の場合はマジックと同じとなる。また、19平均律7ステップの超長3度は [[Sensi|sensi<sup>(en)</sup>]]に使うことができる。sensi のジェネレーターはかなり高い長3度で、2つで短6度([[5/3]])に近似する。しかし、sensi の13-リミット近似には[[27edo|27平均律<sup>(en)</sup>]]や[[46edo|46平均律<sup>(en)</sup>]]の方がより適している。
しかし、これら全てにおいて、19平均律には必要なピッチがより少なくて済むという実践的な利点があり、その結果物理的な実現がより簡単になる。(たくさんの19平均律楽器が制作されてきている。) 19平均律


===拡張されたハーモニーを得る手段として===
===拡張されたハーモニーを得る手段として===
Line 25: Line 27:


==音程==
==音程==
{| class="wikitable right-1 right-2 center-5 center-7 center-8"
! #
! セント
! 近似周波数比*
! colspan="3" | 音程
! [[Solfege|ソルフェージュ]]
! Dodecatonic Notation
|-
| 0
| 0.00
| [[1/1]]
| ユニゾン
| P1
| D
| ド(Do)
| P1
|-
| 1
| 63.16
| [[25/24]], [[28/27]], [[26/25]]
| 増1度, 減2度
| A1, d2
| D#, Ebb
| ディ(Di)/ロ(Ro)
| A1, m2
|}


===カラー表記においての音程の詳細度数とコードの名前===
===カラー表記においての音程の詳細度数とコードの名前===